新年のご挨拶 2023

2023.01.01

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熊澤匠

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、感謝申し上げます。

2022年7月で創業から丸12年を超え、今月で13期目上期を締め、
「時代を繋ぐ旗印となる!」を理念に、進んで参ります。
本年も、何卒よろしくお願いいたします。

キャリアフラッグ(株)一同

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│謹││賀││新││年│
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代表挨拶

見事な駅伝3冠(箱根・全日本・出雲)を拝見し、感染症対応を当たり前として、
ベストメンバーでなくても、常に勝てるチームの強さに背筋が伸びる新年です。

出場校の中でお付き合いのある学校は9校(+学連選抜に2校)でした。
中でも、授業運営担当をさせて頂くクラス生が1・2区の襷をする姿は感慨深く、
本人達の日々の鍛錬からなる強固な組織力には羞恥すら感じます。

暮れに勧められた古屋星斗氏の著書『ゆるい職場』を拝読し、100年時代を背景に、
厳しくても、緩くても、早期退職をしていく現実的レポートに目を凝らしました。
昨今の<不安退職>は、過去の<不満退職>に対するマネジメントとは異なり、
世代を超えた柔軟な連携が出来る集団こそが、生き残るのだろうと想像します。

どちらも刷新されていく集団の力強さを感じた年末年始の一時でしたが、
一方で、コロナ禍の就活生からは、刷新されない「内なる集団へ籠る傾向」を感じます。
模擬面接の現場では、社会に出て行こうとしない習慣・自己認識の狭さを、
多くの人事の皆様から指摘として多く頂きます。自己防衛と待機の姿勢が強いと。

一つの集団に身を置き、じっと春を待つだけの若者の姿は、もはや若くはなく、
留学までせずとも、移動(旅行)や、サークル・アルバイト先の変化など拒み、
越境への挑戦を避ける…そんな若者からは、入社後に「自走」が見えないと言われます。
単発講座や、数日の企業研修では、その在り方を矯正するのは難しく、
弊社のやるべきことの多さに武者震いさえ覚える2022年だったと思い起こします。

2023年の人材業界・研修の世界は、どうやらリスキリングがテーマになりそうです。
当然、自らの力を見直し、今いる場所から外に飛びだし、個を高められるか?は、
学生・若者達に限らず、キャリア支援を行う側の我々にも正面から突き刺さります。

W杯で大戦果をあげた若きリーダー達の帰国後のインタビューでは、
「集団の力は、もう大丈夫。ここからは個。それを勝ち取る数年間の戦いになる。」
と繰り返えされていました。私には社会全体へのメッセージに聞こえました。

コロナへの対応力を各所で高めた数年間から切り替えて、
ぬくぬくとした<ウサギ小屋>からの脱却をイメージして、
我々キャリアコンサルタントも、今、ここからの最適な逸脱を!と誓う新年です。

重ね重ね、本年も何卒よろしくお願いいたします。