INSTRUCTOR

講師紹介 – 岡田智巳

岡田智巳

キャリアコンサルタント

TOMOMI OKADA

PROFILE

プロフィール

飲食業 M社
労務管理部門において2万人の労務管理に携わる(正社員・アルバイト含む)。後に、採用業務を担当。全国の求職者動向、特色を掴み時宜に応じた採用企画を実行。

IT企業 B社
教育部門にて、職業訓練受託運営、1400名以上の受講生に携わる。新卒から70代まで幅広い年代に応じたキャリアコンサルティングを実施。
第二新卒、前向きな転職、リストラ、倒産、異業種へのチャレンジなど様々な背景の求職者を担当することにより多様なコンサルティングを培う。


フリーランスの活動
企業、求職者それぞれ横断的に支援したいと志、双方の架け橋になるべく活動を開始。
大学生対象:キャリアセンター内カウンセリング(年間平均650名以上)、キャリアデザイン講座講師、アセスメント解説(20校以上)。
企業側:新卒2600名以上(年間500名以上)、中途採用300名以上の面接を担当。企業様のお困りごとの言語化をはじめ、採用目標達成までをサポート。
経験業界:IT(独立系SIer、ソフトウェア、ハードウェアなど)デベロッパー、派遣、常用雇用派遣、教育、住宅、建設、物流、外食産業。
鹿児島で育まれた幅広い職業観と、人事経験を元に学生をサポートします。
農業、漁業の第一次産業から、酒蔵、漁業、観光業などの第三次産業まで全て学区内にあるところで育ちました。
キャリア支援家としてのルーツはどんな仕事でも、プライドを持って働く姿が焼き付いていることにあります。

就職活動中も学生は成長すると信じ、労働とは?価値観とは?を共に考え、自分の言葉で語れるよう支援致します。
自分にとって大切なものに根差した「根っこの強い」就職活動が出来るよう促すスタイルを強みとしています。
ノウハウ面では、現在も継続して年間数社の採用に携わっている為、直近の動向をダイレクトにお伝え可能です。

INTERVIEW

インタビュー

企業人事を経て、キャリアカウンセラーになられたのですね。キャリア支援の仕事に転換された理由をお聞かせいただけますか?

大学時代に心理学を学んでいて、対人支援に興味があったんです。ただ、大学院に進学して心理臨床をするというのと、やりたい支援とは少し異なると感じていて。それで、大学院進学ではなく一般企業への就職を選びました。
人事へ配属となり、リーマンショックの時に中途採用を担当していたのですが、衝撃をうけたんです。一流企業に勤めていた方から沢山応募が来るのですが、皆さんキャリアのことを全く考えていない。こうした方達の力になれることがあるのではと考えるようになり、キャリア支援の仕事に転換を決めました。

では、転職によって理想通りの仕事内容に移られたんですね。

そうですね。実際にやってみて、多くの方が自分のキャリアについて何も考えていないということを改めて感じました。というのも、これまでそういう教育を受けてきていないんですよね。若いうちに教育を浸透させることができれば、1社目で見た、壮年期にキャリア感もなく彷徨う方を減らせるのではないかと思うようになりました。混沌とした世の中になっても強く生きられる人を増やしたい、そういう思いが大学領域にも関わるようになった理由です。

フリーランスという働き方を選んだ理由を教えてください。

会社員として2社経験して、企業に所属するとどうしても関われる人の属性が限定されると感じたんです。フリーランスという働き方であれば、採用の現場・求職者、両方と関われるし、より広い業界の方に働きかけることができる。学生だけでも、社会人だけでもなく、より広くに働きかけていける存在になりたいと思っているんです。それによって「根っこの強い」人を増やしていきたい、その思いからフリーランスとして働くことを選びました。

プロフィールシートにも記載いただいていますが、「根っこが強い」とはどういう意味合いなんでしょうか?

桜の木とか梅の木とか、天災などでその年は上手に咲けなかったとしても、根がしっかり張っていれば翌年ちゃんと花が咲きますよね。そんなイメージです。生きていると、綺麗に咲けるときばかりではないと思っています。咲ける時には思いっきり咲き、逆境にあるときにはチャンスを待つことができる、そんな「強さ」がある人が増えてほしいと思っています。その「強さ」を持つには、その人にとって大切なものが何かを若いうちに自覚することが大切だと思っています。ハウツーだけではなく、そこにも向き合わせるような支援を意識しています。

相手に合わせたカウンセリングを進められますよね。

その人の本心や思いを選考に通用する形にする方法を一緒に考えていきます。 例えば意欲喪失した学生さんには、フリーランスの実体験から、大人も履歴書出して落ちることあるんだよ、全力出してダメなら仕方ないよね、次のチャンスを掴みに行こうと。カウンセリングでハウツーを重ね過ぎず、必要な励ましを意識して進めています。

ほかに、自分だからこそ取引先となる大学や企業にご提供できると思うものがあれば教えてください。

私は、複数の企業・大学と関わってるので、他の学校や企業との比較ができることは1つの強みだと思っています。例えばキャリアセンターの皆さんに対して、他大学と比べての学生の違いなどをお伝えすることができますし、採用のトレンドをお話しすることもできます。企業さんに対しても、他社での事例や学生の雰囲気の違い、全体傾向などを情報としてお話しできます。様々な視点から学生や就職活動を見ているからこその貢献ができると思っています。

岡田さんから見たキャリアフラッグはどんな組織ですか?

キャリアフラッグは、様々な経歴・強みを持つキャリア支援者が在籍している組織です。皆さん思いを持っていて、それを話せる方が多いと思いますね。社内のミーティングも多くあり、参加すると色々な人の考え方が聴ける点も魅力だと感じています。キャリア支援者として互いに高め合おうという考え方の強い組織だと思っています。