INSTRUCTOR

講師紹介 – 江藤隆二

江藤隆二

キャリア支援家

RYUJI ETO

PROFILE

プロフィール

慶應義塾大学理工学部管理工学科卒。
英国GCC,Ltd認定ICCA-Japan 国際キャリアスペシャリスト
特定非営利活動法人全国キャリアセンター 代表理事


コンサルティングファーム B社
組織・人事コンサルティングの法人企画営業職として、中小〜大手クライアント向けの提案営業に従事。

マーケティング会社 F社
人事責任者として人事部を立ち上げ、新卒・中途採用、新卒・内定者教育を担当。

キャリアフラッグ(株)での活動
【大学キャリア支援】キャリアデザイン講座(必修連続)模擬面接講座、グループディスカッション講座、自己PR作成・自己分析講座、キャリア講演、キャリアセンター非常勤相談員業務 など(14大学) 【新卒採用支援】採用面接業務、グループディスカッションアセッサー業務、合同説明会/大学内 企業説明会プレゼンテーション業務、インターンシッププログラム企画運営実施業務、中途採用説明会代行業務、内定者研修関連業務 など(累積20社以上)

「自分の人生を自分で描いて進んでいく人を増やしたい。」との思いを持ち、1:1での相談支援、大学でのキャリア形成支援、新卒採用領域での支援と多方面から学生~若手社員のキャリア形成を支援しております。
論理性を活かした、事実ベースでの評価・フィードバックと各場面への対応力には定評がございます。
また、企業説明会のMCやインターンシップのファシリテーションにおいては、企業様からのご要望を叶えると同時に、学生にとってのわかりやすさ・楽しさを最大限高める方法を考え、学生の身になる時間の創出に努めております。
若者が自らの人生に覚悟を持って向き合い、自ら決断して歩みを進めることができるよう、支援を実施してまいります。

INTERVIEW

インタビュー

江藤さんのキャリア支援にかける思いをお聞かせいただけますか?

独立したときに、「自分の人生を自分で描いて進んでいく人を増やしたい」という理念として掲げました。人の人生に寄り添いたい、というのが私の根幹にあります。

前提としてNPOでの活動があり、そのうえで法人格としての活動があるのですね。なぜ「自分の人生を描き歩む」ことが大切だと感じるようになったんでしょうか。

私は大学入学時点でゲームクリエイターになりたいという夢が明確にあったのですが、そういう人は少数派ですよね。なんとなく大学に入っている人が多い世の中だと思います。そこへの違和感が入り口だったのかもしれません。
就職活動の状況を私は良く旅行で例えるのですが、就活生の多くは望んでもいないタイミングで「旅行に行きましょう!この地域限定ね!どこに行きたい?」と言われているようなもの。旅行自体行きたくもないし、そもそも候補となる国を知らない。そんな状況だと思うんです。とはいえ、就職活動という仕組みがある。そんな中で、やりたい事を探して見つけていくには、もっと世の中の事を知るべきだと思うんです。調べて知ろうとしていくうちに、世の中にあるやりたい事も見つかったりする。そうすると就職活動も人生も楽しくなっていくと思うんですよね。

「自分の人生を描き歩む」ためには何が必要となっていくんでしょう。

「自分で決める・覚悟を決める」ということだと思います。自分の人生を自分で描くには、自分はどうしたいのかと向き合う必要があります。学生の支援の場面では、覚悟を決められるようにロジックで詰めることもあります。本人の口から言質を取りながら、本心と向き合わせていく。最終面接の場面では覚悟が問われますしね。
中には、本当はやりたい事があるけれども、できないこと、やっちゃいけないこと、と蓋をしているケースもある。そういう場合も“自分はどうしたい?”を突き付ける。思い込みの原因に親御さんがあるケースも多いので、そういう時はよく「親と話せ」と伝えます。就職活動をしないというのも1つの選択肢だけれども、その道を取るのであれば、それを可能とする状況を自分で作る必要がある。
卒業生からの相談では、会社を辞めたい、というものもあるんです。普段、理詰めで学生と対峙するので意外がられますが、本人が決断したことなら止めたりはしません。どんな決断にも自分で責任を持つ、それが自分で自分の人生を描くということだと思います。

採用に関わるお仕事においても、自分に向き合わせる状況をつくることもあるんでしょうか?

面接のアセッサーの仕事の場面でも、やっていると思います。結局、面接が学生にとって一番の自己分析の機会だとも思います。その会社の仕事、という枠にとらわれず、その学生にとって何が大切かを確認していきますね。それが結局は企業の為にもなると思います。そこがずれていると、内定を出しても辞退されてしまいますからね。

それ以外に、採用に関わるようなお仕事をするうえで意識している事はありますか?

私の場合は企業さんよりも学生の方に意識が向いているかもしれません。もちろん、採用担当者が困らないようにという配慮は元人事として行います。特に説明会MCなどの仕事においては、学生が飽きないように・理解しやすいようにということをかなり意識していますね。具体的な例を出したり、学生にとって身近な説明で伝えるようにしたりなど、学生の視点で伝わる工夫をしています。
アセッサーの現場でも自身のロジカルさが活かされていると思っています。評価の論拠はかなり明確だと自負しています。発言内容などを控えていて、それをもとにした推察をしますし、評価の論拠も付記してお返ししています。前職のころから、このフィードバック力には定評があるんです。あとはアドリブで乗り越える対応力があるので、これが説明会運営に関わるうえで安心して起用いただける要因にはなっていると思います。

講座を運営するうえでは何か意識されていることはあるんでしょうか?

沢山ありますが、学生にとってその授業が身になるようにするには、という点と、その講座の中で成長させるためにどうすればいいか、という部分は特に考えていますね。全体が一本筋の通ったものになるように意識して設計しています。
必修講座を設計する場合などは、受講することで就職活動が進むような、そんな講座になるようにということは意識しています。講座の中で選考に応募させたり、社会人インタビューをさせたり、IRを読ませたり。やる理由を作ってあげることができるのが”必修”の授業だと思うんです。理由があれば学生は動きますから。強制で動かすことにはなるけれども、やらせるからには楽しく、わかりやすくなるようにということを意識しています。

江藤さんから見たキャリアフラッグはどんな組織でしょうか?

仕事において、他の方との連携を求められるのは1つの特徴だと思います。他の会社を経由した仕事では、マニュアル通りに与えられた仕事をして終わり、というのが一般的ですが、キャリアフラッグの仕事は一緒に入るアセッサー同士で、或いは運営を取り仕切る会社やお客様と、進め方を相談したり業務の改善方法を探ったりする場面も多い。一緒に作り上げるために並走しているというか、もっと良くするためにという意識が強く感じられる現場が多いという印象があります。